「マキ代」
ある登場人物の名前なんだけど
まきしろ?
まきだい?
数日経ってやっと
「まきよ」と読むのだと気づいた!
古風過ぎて、これが女性の下の名前とは思わなかったー
果鈴の間抜け!
友人の死の真相を追うミステリー小説と思いきや
「霊能力、天皇論、純日本人」
という表現で一気に突然オカルト風味になり
テレパシーみたいに会話し始めるし
挙句の二.二六事件&ボーイズラブ
なんじゃこりゃ???
主題を最後にズラされて
あれ?今まで読んでいたモノはなんだったの?
最後は力技で話まとめて
納得させられたような変な気分。
変な話し
登場人物の女性が生き生きしているのは良かったな。
華族のご令嬢は超然とした麗人で
職業婦人は生き生きと行動している。
当時の職業婦人って
こんなに買い食いしたり外食するのが普通なの?
っていうくらい良く食べてた。
よぽどお給料貰ってるのね、きっと
文語体の表現が色鮮やかでとても巧く
読んでいて映像が頭に浮かんで
ちょうど今の朝ドラの時代と被るので
街並みとか服装とか朝ドラを参考に
あんなかな?こんなかな?と想像を巡らせた
この時代の着物って
モダンで鮮やかで色遣いが素敵♪
華族ご令嬢の着物の描写を読みながら
実際目にできたらどんなに美しいんだろう
いいな、着たいな♪
一般庶民の果鈴としては
一度でいいから華族令嬢の暮らしを体験して
綺麗な着物を取っ替え引っ替え着てみたいです♪