「大好きな人ほど、
からかいたくなっちゃう」
ねえ、それって、
いくつまで続くのかしら?
先週の連休は、
叔父の緊急手術の知らせに帰郷。
なにごと!?
新幹線で飛ばして病院へ。
…大腿骨骨折
「灯油を運ぼうとしたら、
土間で足を引っ掛けちゃった」…と。
実は、
私の初恋の相手は叔父。
むかーし昔の話。
その気持ちが
「恋」だとも
知らなかった年頃。
久しぶりに会ったのに、
なんだか腹が立って、
上手く笑えません(笑)
叔父はというと、
相変わらずの頑固者で、
骨折した原因を
うまくごまかそうとしてます。
私
「ねぇ叔父さん、
何で骨折したの?
土間で足が上がらないって、
酒でも飲んでたわけ?
エアコン使ってよ!」
私の言葉に、
叔父は困ったように笑う。
「いやぁ、
エアコンの風が好きじゃないんだよ〜。
こっちは寒いしね」
本当は、心配で仕方ないの。
素直になれない。
子供の頃の
初恋の相手でもある叔父への、
複雑な気持ち。
私
「叔父さん、
タバコはやめたんだよね?
お酒は?痛風?
ねぇ、毎日何してるの??」
もはや、言葉責め。
本当はね、
病気も怪我もしないで欲しい。
1日でも長く、
笑顔で過ごしてほしい。
私で役に立てることある?
素直に言えなくて、
もどかしい。
夜空を見上げて、
深呼吸をする。
「いつか」
…時は待ってくれない。
心に確実に響く言葉が使えたら。
そんな魔法はないのかな?
みなみ