でも体系的に考えた事って無いかも…
そんな和食を 科学や歴史などの多角的な視点から紹介したのが、この「和食」展！
とっても充実した展示で、見ごたえ十分！和食に関する資料集の世界に入ったような充実感ですよ♪
和食の基本は水、水質は地質に影響される、という事でまず最初にいろんな岩が展示されていて、単なるおいしい和食の紹介じゃないよー、と主張しています さらっと展示されてますが、ここでちょっと「おおっ」てなりました 笑
日本で取れる多彩な山菜や野菜の標本やレプリカの美しさ✨
日本は世界一大根の品種が多いそうで、たくさんの大根のレプリカが展示されてました(1枚目画像)
皆さんの地元の大根はありますか？
そして海の幸コーナーが圧巻です🐟🦀🐙
2枚目画像のたっくさんの魚介類、これは実物標本…つまり本物！さすが国立科学博物館
これの後ろにあるマグロはレプリカですが、よくできていておいしそうです
海藻の標本も美しかったなあ
これまた和食で重要な発酵食品や出汁のコーナーを経て、歴史コーナーに入ります
縄文時代からサザエさんちの食卓まで、次から次へと美味しそうなお料理がズラリ
奈良時代の皇族、長屋王のご飯は豪華✨器も贅沢な黒漆塗り(3枚目画像)
一方の庶民メシ…さ、寂しい😓(4枚目画像) タンパク質なし、格差がすごいです💦
戦国時代、信長が家康をもてなした時の本膳料理も再現されていました この饗応がきっかけで明智光秀が謀反を決意した説もあり、大河ドラマでも度々そのシーンが出てきますね
そして現代の和食にぐんと近づく江戸時代
庶民料理も発展し、屋台もたくさん！5枚目画像は左からお蕎麦屋さん、お寿司屋さん、天ぷら屋さんも出てきます
当時のお寿司のお寿司は大きく、ネタも今とはちょっと違うものがあったり
屋台の裏に回ってコンパクトな収納ぶりも見られます
お料理の番付や指南書も出てきて、庶民も食を楽しむように♪あの寂しげな奈良時代のご飯からここまで発展したか、と感慨深くなりました
そして明治に入り、まず宮中から少しづつ西洋料理が広まり、大正時代には中華が広がっていきます こちらは日清・日露戦争後、大陸で生活した人が増えたことにより、庶民の間から広まったのだとか
調理道具の展示もあり、鰻裂き包丁の多彩さに驚きました😲
名古屋、大阪、九州、京、江戸と地方ごとに違うんですよ
他にも全国お雑煮マップとか、楽しい企画が盛りだくさん♪
特に言及はなかったけど、お料理を再現している食品サンプルも日本発祥ですから、この展示に合ってるなあと個人的に思いました
とにかく大ボリューム、大充実の展示で大満足！コロナで3年延期になったのですが、中止にならず本当によかったです
見るのに時間もかかるので、時間の余裕と楽で歩きやすい靴は必須です
私は見終えるのが閉館時間ギリギリになり、お土産を買うのにバタバタしてしまいました😅
食を理解することは文化を理解すること
楽しく日本の文化を学べる和食展は2/25まで、行って損ナシ！
今回は長いですね💦最後までお読みいただきありがとうございます🙇♀