学生の頃、毎日のように、専門書やらよく分からんイデオロギーを煮詰めて成形した凝固物(注意:本です)を3~4冊ほど課題をこなすために読まなくちゃいけなかったので、速読ほどではないけれど、そこそこ早く読む訓練と、興味の無い分野や、考え方/解釈を同じくしない著者の本でも傾聴できるだけの忍耐と許容はある程度鍛えられました
わたしの場合、本職で配布される本と漫画本を差し引くと、通年でおよそ80冊ほど読んでいます
4~5日に1冊のペースですか
学生の頃のように一日3冊はもう絶対に有り得ないけど、週1で1冊くらいのペースは今後も続けていきたいなと思いますね
先日から、欧米で焚書されかけた本を読んでいます
政治的に正しいか否かや、個人の政治観、倫理観、好き嫌い、善悪等々のモノサシを取り払って、読んでいます
原作は随分前に読んでいて、複数の言語にも訳出されていたので、やっと邦訳版が出たかという感じ
邦訳版も実は一度焚書されたのですが、焼却灰のなかから這い上がり、一部で反発や度をすぎた脅迫を受けつつも出版に至って、広く遍く日本の読者の手に届いているようです
邦訳版はオリジナルに忠実に訳出されていて、少しばかり文法上の醜さを感じる訳も見受けられますが、裏を返せば、訳者たちの「徹底して忠実に訳出してやる」といった執念なのだろうと思います
多様な考え方を、ナンビトにも脅かされることなく、例えその者の言論や表現が誰かを不快にしようとも、公共の場で自由に発言/発信でき、意見を同じくしない者の言論を封ずることなく傾聴し、討論し、意見交換ができる環境こそ、まさに表現の自由及び言論の自由が保たれた多様で健全な社会/プラットフォームであると思っています
傾聴っていい言葉ですね
傾聴:相手の話を善悪の評価、好き嫌いの評価を入れずに聴き、 相手の話を否定せず、なぜそのように考えるようになったのか、その背景に肯定的な関心を持って聴くこと
まずは自分自身が言論や表現の自由について高度に許容で寛容になれるよう、努めなればと思います
今読んでる焚書の次は、ひとまず転スラの漫画本を最新刊まで読み切って、その後はわたしが個人的に好きなポッドキャスターのコールマンヒューズの最新著書が控えています
わかな