こんばんは、桜田あゆみです。
いきなり哲学的なタイトルで始まった
今回の日記。
年の瀬に向かって世間が歩み出す季節。
だからこそ、
豊かな人生について、考えてしまいます。
あゆみがたまに通っているJAZZ喫茶。
物腰柔らかでお年を召したマスターが
こだわりの珈琲を振舞って下さいます。
最高のスピーカーから流れ出すJAZZは
まるでそこに奏者たちがいるような
生々しい臨場感で身体を包み込みます。
思わず踊り出したくなるような空気感。
その中で、いつもひとり、
カウンターの隅で読書をしている
年若い淑女がおりました。
私よりも若く見えるその方は
いつ行っても同じ席に座り、
チーズケーキとブレンドのホットを
注文しています。
手元を見れば、古本でしょうか？
表紙が黄ばんだ文庫本。
読んでいるのは谷崎だったり、芥川だったり
太宰や三谷、村上春樹等、
沢山の著名人の人生と共に
素敵な時間を過ごしているのです。
私にはそれがどうしようもなく
かっこよく見えて...。
私より若いであろう彼女はきっと、
私より豊かな人生を送っているのだろうと
密かに憧れを抱いております。
とはいいつつも、
なかなか読書をする時間を取れない私は
その帰り道にブックオフで
漫画版の人間失格を買い、
少しだけ彼女の人生を垣間見たつもりに
浸っておりました。笑
どんな人生を送りたいかは
まだ決めかねているけれど、
素敵な人生を送るための
悪あがきはし続けたいものですね。
ご主人様はどんな瞬間に
幸せを感じますか？
桜田あゆみ