キリスト聖書の一説にある
「惜しみなく愛は与う」
という言葉に対し、
かつて彼の文豪、
有島武郎は言いました。
「惜しみなく愛は奪う」と。
彼は元クリスチャンでありながら、
愛欲と肉欲の狭間で悩み、
この名言を生み出したと聞きます。
確かに、無償の愛"アガペ"は
親が子を、子が親を愛するように
惜しみなく愛を与う事でしょう。
しかし、制欲と肉欲"エロス"では、
人は愛を与え、そして惜しみなく奪います。
小難しい屁理屈のようですが、
つまりは愛とは、与え、奪うもの。
SMについても同じ事が言えるでしょう。
奪うことで与えられることもあるし、
与えることで奪うこともある。
私はご主人様の従順な奴隷ですので
奪われることは愛なのです。
逆に、ご奉仕をすることによって
与えることもまた愛なのです。
愛の形は千差万別。
ご主人様の愛はどのような形でしょうか?
桜田あゆみ