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優しいという字が、
「人を百回愛する」と読めることに、
５０才の時に気が付きました。
これは、ある先生がこの時の十年ほど前、いじめ問題が起きた前任校の全校集会でお話しされたことだそうです。
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「人」を表すにんべんと「憂える」が組み合わさって出来た『優』の語源。
「憂」という漢字は、頭を表す「頁（おおがい）」と心臓を表す「心」、果てるを意味する「夂（ち）」で構成され、頭を抱えて悩んでいる人を表した象形文字で、それに人偏が合わさった『優』は、悲しんでいる人や苦しんでいる人に寄り添える人を表す漢字だそうで、またそういう人を励ますために、近くで踊を踊る人という意味に繋がり、役者やコメディアンを指す言葉にもなったそうです。
相田みつをさんの詩で一番好きな書があるのですが、先生のお言葉と漢字の成り立ちを知り思い出しました。
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先月のこと、駅で出会ったあるおばあちゃまのお話をさせてください。
大きなスーツケースを持ってエレベーターに乗ろうとした時、杖をついた足のご不自由な小柄なおばあちゃまが歩いてこられたので、ドアを開けてお待ちしていました。
乗り合わせた時、「旅行？」と聞かれたので、「前職場に復職の挨拶に来ました」とお答えしたら、「私はこんな風になっちゃったからどこにも行けなくなっちゃったの。楽しんで！」と言ってくださり、その一言にたくさんの意味が込められているような気がしたのに「お身体を大切になさってくださいね」なんて何も気の利かない言葉しかお伝えできなかった自分がとても嫌いなのですが、お別れのご挨拶をした後、将来私もこのおばあちゃまのような素敵な女性になれたらと思いました。
一分間の一場面でしたが、失くすことはないであろう私の人生の記憶という宝箱に入った、一期一会の出会い。
そのおばあちゃまが、お元気でお幸せにお暮らしになっていけますように。
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７月の出勤に向けとても緊張していますが、そんな大切なことを忘れずにお店に立ちたいと思っています。
出現確率は３．２％（約３３箱に一つ）という、ハート型のピノに巡り合えた日。
とても嬉しかったです(^-^)
皆さんにも、最近お心に残ったことや嬉しかったことはありますか？
拙文をお許しください。
今日も、貴重なお時間を割いて最後までお読みくださりありがとうございました。
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