「ケンタッキー・フライドチキン」 創業者のカーネル・サンダースは、ケンタッキー・フライド・チキンで成功するまで、何度も事業を起こしては、廃業、倒産、破産を繰り返していました。かなり重度なうつ病を患いながら、レストランをオープンさせ不運にも火災に見舞われ、廃業に追い込まれてしまいました。ガソリンスタンドをオープンし、順調な滑り出しを見せるも、またもや火災にあい、廃業に追い込まれてしまいます。
やむなく元手ゼロでもできるビジネスはないかと考えたところ、フライドチキンのレシピを売るアイディアを思いつきます。
過去に何度も失敗しているので、周囲の人たちはカーネル・サンダースのいないところで陰口をいいながら嘲笑っていたようです。
車を自ら運転して全米中を駆け巡るも、誰にも相手にしてもらえません。1009回断られますそれでもあきらめずに売り込みを続けると奇跡が起きました。レシピを買ってくれる人が現れたのです。
65歳でケンタッキー・フライド・チキンを立ち上げます。その後はご存知のとおりです。マクドナルドなどと並んで世界中の人たちに愛されています。
悲惨な人生を送っていたかのように思われるかもしれませんが、カーネルサンダースのおじさんは、人と接することが大好きだったので、全米中を営業しているときも楽しくて仕方がなかったそうですよ。
60歳を過ぎたので、事業で成功するのはあきらめて、のんびり余生を過ごそうと思っていたにも関わらず、当てにしていた年金があまりにも少なすぎて家賃も払えない状態だったので、仕方なく人生最後の事業を起こしたようです。人生どう転ぶか分かりませんね。